Camp&FishingLIFE

CAMPと釣りの記録

スノーピークヘッドクォーター

2020/12/30-2021/1/1

 

 

毎年恒例年越し父子キャンプ

不要不急の外出を控えるよう呼びかけがあった数年に一度の寒波と共にスノーピーク本社キャンプ場へ出撃。

 

 

直前まで行くかどうか悩む。

毎日どころか数時間おきに天気予報をチェックするありさま。

 

 

それでも29日17:00で仕事を終え、行くと決めてからは準備は早かった。

 

 

当日。

7:20出発。

途中休憩一度をはさんで到着10:00過ぎ。

 

 

f:id:niwacat:20201231070509j:image

帰りには景色が一変しているだろう…。

 

 

Aサイト横にはすでに荷下ろしのため長蛇の車の列。

9:00受付開始のため、時間的には最初の受付の波が終わったあたりだろうか。

f:id:niwacat:20201231070543j:image

 

 

設営するにも車が止められず、

場所取りもあらかたいいところは埋まり始める。

12:00チェックアウトの人たちもまだ動いていない。

 

 

10:00とはそんな感じで、チェックインには最も具合の悪い、魔の時間帯だと知る。

 

 

それでもそれなりの場所を確保して設営開始。

年越し幕はツインピルツ。

ペグ位置ガイドを作ってきて初めての設営だったけどこれが非常に楽。ペグの打ち直しなしでほぼ一撃で、最短設営ができた。

 

 

冬季、サイトへ車の乗り入れができないため、50mほどの距離だがしっかりと雨が降る中、ひたすら往復して荷物を運ぶ。

 

 

芝生サイトだけどドロドロ。

濡らしたくない荷物は絶対に落とせない。そんな状況なので、設営もなんだか時間がかかる。

f:id:niwacat:20201231073040j:image

設営が終わってみてら、なんと2時間30分もかかっていた…。

 

 

f:id:niwacat:20201231070725j:image

スカートまで含めてフルペグダウン。

始めてペグが足りなくなる。

そのまんま、スノーピークのお店へ買いに行く。

 

 

室内を広く取りたかったので始めてミニポールを使って横から引っ張ってみたがこれが誠に調子いい。

f:id:niwacat:20201231072250j:image

 

雨も雪に変わり、風も出てきた。

風速はよくわからないけどすぐ近くでテントが壊れたらしく、風雪の中撤収している人も…。

 

 

f:id:niwacat:20201231073112j:image

煙突も初めてロープで固定。

風が強かったけどそんな気になるようなことはなかった。

 

 

煙突は大丈夫そうだが、時折幕がまさに

『押しつぶされる』

ように風が吹くたびに、脳裏には撤収の2文字がチラついていた。

 

 

 

f:id:niwacat:20201231072650j:image

今回メインの薪は、自宅で薪ストーブを使っている身内からもらった極太薪。ロマンチカルなら正面を開ければ難なく入る。

 

 

f:id:niwacat:20201231073745j:image

これだけ太い広葉樹になると火持ちが全然違う。

一本が燃え尽きるのに三時間ぐらい。

トロ火にすればもっと持ちそうだ。

 

 

f:id:niwacat:20201231073328j:image

新しく買ったケトルを保温するためにパイルドライバーがここで役に立つ。

 

 

f:id:niwacat:20201231073605j:image

f:id:niwacat:20201231073651j:image

f:id:niwacat:20201231073707j:image

 

 

夜は23:00頃就寝。

夜中もずっと風が強く、寝たか寝ないか…という感じで朝を迎える。が、気が立っているから目覚めは悪くなく。

 

f:id:niwacat:20201231073921j:image

晦日。朝7:00。スノーピーク本社。

ぱっと見、50張ぐらいあった。

積雪20cm

程よく雪景色に変わる。

 

 

この日は午前中、仕事のことで普段なかなか時間をとって考えられないようなことに思いを巡らせた。

 

息子10歳は…ひたすらタブレットでインドアを満喫している。

 

 

お昼を済ませてから街に繰り出す。

この頃から雪が強まってきていた。

 

 

街では買い出しと、銭湯に入りにいく。

今年最後の銭湯は、地元感満載の『宮島の湯』

f:id:niwacat:20210102062544j:image

写真はGoogleマップより

お湯もほどよい温度で入りやすかった。

 

 

あったまったところで17:00、サイトに戻る。

今夜の薪、燃料をソリで運ぶ

f:id:niwacat:20210102062822j:image

 

 

ワンセグテレビと薪ストーブを見ながら夜がふける。

f:id:niwacat:20210102062943j:image

外はマイナス1度ぐらいだそうだが、幕内は長袖ひとつで過ごせるほどのあたたかさ。

 

f:id:niwacat:20210102063849j:image

燃えさかる炎もいいが、熾もまたよし。

 

 

息子10歳は22:00頃撃沈。

大人もそれほど時間を置くことなくイスに座りながら撃沈。

 

 

が、今夜は大雪警報がでている。

最後の力を振り絞って

テントと周りの除雪、

極太薪2本を追加、

ストーブの空気弁をしぼって23:30頃就寝

薪は朝まで持ちこたえてくれるだろうか。

 

 

 

 

朝4:00

はっと目が覚める。

何か様子がおかしい。

異様に暗い。

雪が厚く積もっているんだろう。

除雪せねば。

 

 

あ、薪はほぼ燃え尽きている。

 

 

着替えて外に出る。

雪はまだふりさくっている。

f:id:niwacat:20210102063810j:image

全体に雪をかぶる。夜の間に10〜20cm積もった感じだ。周りに目をやると、やはり雪おろしをしている人影が…

 

 

おや。

 

 

次、違うテントの雪を降ろし始めた。

そして炊事場、トイレ周りの除雪もしてくれている。

 

 

どうやらサイト内をスタッフがパトロールしてくれているらしい。

 

 

参りました。。

 

 

受付時、念を押されるように雪おろしやストーブ運用について、説明を受けた。伝えるべきことを伝えれば後は自己責任。雪おろしせずテントがつぶれても知りませんよ。

 

 

普通はそんなものだろう。

 

 

がしかし明け方(しかも元日)4:00。

サイト内をパトロールして、必要最低限の雪おろしまでしていく。まるで子を想う親のような、責任感の強さ。

 

 

自分も商売をやっているが、この姿勢には学ぶべきところが大きい。

 

 

たぶんこれが本来あるべき社会の姿なんだと思った。ここにお金や時間、自分たちの都合なんかが入り込み過ぎるとおかしくなるのだ。

 

 

SnowPeakは、そのあたりのバランスをうまくとっている会社だと個人的に思う。

 

 

と、元日いきなり頭が仕事モードになったところで朝7:00。

f:id:niwacat:20210102070222j:image

2日前からの積雪は、多いところで50cmを越えたのでは?一晩の雪で、長靴が機能しないほどの深雪になった。

f:id:niwacat:20210102070404j:image

駐車場。

なかなかの景色。

f:id:niwacat:20210102070452j:image

駐車場からAサイトへの入り口。

宿泊中、何度も目にする景色。

f:id:niwacat:20210102070655j:image

そして場内にはこんな『道路』が出来上がる。

迷路みたいで楽しい。

 

 

8:00頃から撤収開始。

隣接する道路までが深雪のため移動できず、撤収は少し離れた駐車場まで荷物を乗せたソリで10往復弱。

 

 

こんな状況なので、テントのペグ一つ掘り出すのにも時間がかかる。しかもフルペグダウン…。

 

 

途中、車の除雪をしていたら前の車が深雪を出ようと一度バックしてきた時に、フロンドバンパーにぶつけられる。

こちらは無傷を確認できたので、一応連絡先を伺った上で示談。

 

 

そんなことしてるうちにもう12:00。

撤収後のサイト。

f:id:niwacat:20210102070810j:image

 

 

帰りしな、本社前で一枚

f:id:niwacat:20210102072520j:image

来た時と比べると別世界。

 

 

不要不急の外出自粛が呼びかけられるような天気の中だったけど、なんとか無事帰路につけましたとさ。

 

 

さあ、今年も頑張ろう!